第19回日本透析クリアランスギャップ研究会学術集会
会期 | 2025年8月23日(土)~8月24日(日) |
会場 | 奈良春日野国際フォーラム 甍 ~I・RA・KA~ |
大会長 | 本宮 康樹 (翠悠会 翠悠会診療所) |
副大会長 | 小林 大樹 (第二大阪警察病院) |
テーマ | 「新たな透析モニタリングとバスキュラーアクセス管理の潮流」 |
第20回 大会長 元山 勇士(吉祥寺あさひ病院)
第21回 大会長 川原田 貴士(池田バスキュラーアクセス・透析・内科)
本会は、腎不全・透析療法に関し、良好な透析効率に維持することにより、透析患者の生命予後やQOL・ADLの改善することを目的とし、全国の透析医療に関わる医療関係者を対象に研究および診療の進歩発展を願って開催するものです。
現在、血液透析の管理方法は透析効率を基準として行なわれています。透析効率をダイアライザー側での設定クリアランス値と生体側での実際のクリアランス値との差異をクリアランスギャップとして計測(正常値10%以下)します。それを指標としたバスキュラーアクセス管理を行いPTAやOPを実施することでクリアランスギャップを改善させることを1つの目的としています。またそれと平行して至適透析効率を得るための透析処方に関してダイアライザー・QB・透析時間・Dry Weightの設定の変更をどのように行うかなども主題の1つです。
バスキュラーアクセスの本質はその透析効率にあると考え、算出されるクリアランスギャップを基準にすることで、透析効率の改善を目指したいと思います。バスキュラーアクセスの管理を一元化することで、すべての施設で同等の基準をみたす透析を行うことができるようになると考えます。
この新しい基準値「クリアランスギャップ」を広く認知していただき、「クリアランスギャップ」による、よりよい透析を目指す研究会として、本会を2006年11月に発足いたしました。
会長 天野泉、副会長 小野淳一